路上の違反広告物をはがしまくる!はがし隊を加古川市が募集中。

テレビで「寒天が体にいいといえば、町中のスーパーから寒天がなくなる」。

海外にながいこと住んでいて日本にかえってきた人がそんな状況を見てこんなことを言っていた。
「日本に帰ってきてびっくりしたのは、若い子からお年寄りまで、だってテレビで言っていたもんで皆納得してしまうのね」
これはメディアリテラシーがどうこうといった難しい話しでもマス批判でもなく、海外にながいこと住んでいた彼女の純粋なビックリであったようだ。

たしかに、「だってテレビで言ってもん」はよく聞くセリフで、CMは信じないけど番組で情報として扱われたものには抵抗なく受け入れるという大手の広告代理店の分析とそこからくる戦略は成功しているようだ。

NHKの人気番組「ご近所の底力」も多くの影響を与える番組である。まちに堆積する多くの問題を「こんなふうに解決しました」という事例で紹介する番組なのだが、その番組のプロデュサーは多くの講演会に大忙し、またその解決の方法論に多くの問い合わせが殺到するという。

これは不思議な現象だ。本来、草の根的に解決しうる問題解決方法が、住民側からの提案に「事例がない」の一言で行政の協力などが得られなかったことが、テレビで紹介された方法ということで行政のほうから住民に呼びかけるという逆転現象がおきているからだ。

アップダウンが、テレビというものを媒介することでトップダウンにすり替わるのである。

さて、路上に違法に掲げられる広告物。これも全国的な問題らしくて景観が悪くなるだけでなく道路標識が見えないなどの弊害があるそうだ。いつまでもはがされない選挙のポスターもこれにあたると思うのだが、それを「ポスターはがし隊」という住民のボランティアで剥がしまくるというのが「ご近所の底力」で紹介された解決策だ。

加古川市は、この制度をいただきで、このたび加古川市路上違反広告物撤去活動員、いわゆる「はがし隊」を募集している。
申込みは、加古川市建築審査課TEL079−427−9263。会社や団体でも参加可能だそうだ。( 2006/7/25)